本は読むだけではもったいない!得た知識を上手に活用する方法とは?
はじめに
僕は普段から本は読むほうですが、読む際に必ず意識していることがあります。
それは得た知識を活用しよう、ということです。
ただ漠然と読んでいるだけでは、読んだ直後は納得して理解している状態でも、日が経つにつれてその記憶は曖昧となり、最終的に自分にとって役に立てることはできません。
ではどのようにすれば、本で得た知識を100%利用できるようになるのでしょうか
?
その方法についてこれから紹介していきたいと思います。
1読むときに線を引いたり、メモを書く
この作業をするかしないかで、読むときの意識が大きく変わります。
線を引くということは、自分で大事な部分を判断しながら読んでいるということでもあります。
ただ漠然と読み流すのと、大事な部分を意識しながら読んでいくのでは、雲泥の差があるのです。
ところで、話が少しそれますが、皆さんは8:2の法則というのをご存知でしょうか?
これは例えば、世の中のお金の8割を2割の人が持ってる、というように大事な8割を2割がまかなっているまかなっているという法則です。
これは読書でも当てはまる話で、本の中の大事な8割の部分は本全体の2割にしか書かれていません。
なので、その2割がどこにあるのかを探しながら読むことによって、本の大事なことを理解しながら読み進めることができるのです。
また、メモを書きながら読み進めることも同様に大切なポイントです。
本を読んでいると時というのは、様々な情報が一気に頭に入ってくる分、今までは思いつかなかったような情報もたくさんあります。
その情報によって、今まで考えたことがないようなアイデアが自分の脳裏に浮かんでくることがよくあります。
ただ、多くの人は面倒だから、後で考えればいいや、とそれを放置してしまい、結局さっきは何を考えていたんだっけ?とせっかくのアイデアを思い出せなくなってしまうのです。
それは非常に勿体無い。ただ、メモを数行本に書いておくだけで、本を読んでいるときにしか思いつかないような斬新で新鮮なアイデアを保管することができるのです。
もちろん、その中には後から見返せば、大したことがないと思えるようなものもあるかもしれません。
しかし、中には自分を大きく成長させてくれるような知識も含まれているはずです。
そのような機会を逃さないでください。
そして、線を引いたり、メモを取ったりしてもそれを放置したままにしていては、今後に生きてくることはありません。
そこで、次のポイントに繋がってきます。
マーケット感覚を身につけよう(ちきりん)の要約まとめ
マーケット感覚を身につけよう
・ANAの競合は?
1論理的に事業を分解していく
2顧客の利用場面を想像する →マーケット感覚をフルに活用リアルな現場をイメージする、もうこれ以上は考えられないと感じた地点から再び思考を進めることができる
・マーケット感覚のイメージ
・・・商品やサービスが売買されている現場のリアルな状況を想像できる能力
顧客が市場で価値を取引する場面を直感的に思い浮かべられる能力
・市場の動きを理解し予測利用するための要素
→ 買い手を売り手が取引する動機
それぞれの要素に起こりうる今後の変化
市場の中で選ばれるための方法
・市場で取引されているものは米・スイカ・車といったモノではなく何らかの「価値」
・消費市場と貯蓄市場ですでに争いが起こっている
→上位レイヤーの金融機関は「安心の老後には何千万円必要」とあおることで貯蓄市場にひっぱっている 彼らはローン商品を売っている
・成功のカギは市場選び
→年収低い若者男性が婚活サイトに登録するのは市場選びに失敗している
・価値を見極める
→アメリカでは野球などのスポーツ番組の放映権が高騰している。このような番組は録画されcmが飛ばされることがないから。
ニコニコ動画は一言コメントを聞いてほしい、他の人のコメントを聞いてみたいという人がいてそこに価値があると考えて作られた。
・最近は非伝統的な価値に対して先進的な消費者が注目して事実上の対価を払っている
→勉強やダイエットなどなんらかの成果に向けて努力する人を励ましたり、相談にのったりすることが価値をして認められコーチという職業として成立。
毎日15分楽しく話すことが市場で取引されることもありうる
・「選んでもらう」という価値
→セレクトショップはあらゆるブランドのなかから良いと思った商品を選んで販売している。ここで見いだされているのは「商品選択センスとそれに合う商品を選ぶ手間」
治療においてステージごとに読むべき本のリストなどは存在しない。これを造れるのは医療の知識があるだけではなく、需要があるだろうなと考えるマーケット感覚のある人。
自分に合う本を選んでくれる本屋は大人気。
・普通の人も売れる価値を持っている。市場で求められている価値に気付けるどうか
→不満買収センターは不満を10円で買い取り、企業に5円で売る。それを企業は業務改善などに役立てる
自宅のまわりに何もなく墓地しかない人は、墓参り代行業ができる
・マーケット感覚を鍛える5つの方法
1プライシング能力を身につける
→価値を判断するための自分独自の基準を身につける
みんな「値札」と「相場」に弱すぎる。値札に割引がついているだけで買ったり、相場より安いからといって買ったりするのはよくない。
本当に大事なのは、「この部屋は自分にとって4千万円の価値が本当にあるのか?」と考えること。それだけの値段を稼ぐのにどれだけかかるのか?それだけの期間を割いても手に入れたい物件なのか?
例えば「毎日選択と掃除を2時間代行するサービス」に値段をつけるとする。
ここで経費がいくらかかるから、2500円にすれば利益がでるな、と考える人はダメ。一番大きな価値を見出してくれるのは誰で、5000円の価値を見出してくれそうだ、と考えられるのがマーケット感覚に優れた人。
2 インセンティブシステムを理解する
→お金だけで動く人は少ない。取り引きする動機はもっと複雑で現実的。
自分が常に欲望に正直なることで高感度な欲望センサーが身につく
規制・制限で解決しようとしない。
ex)社員の遅刻が多い ×減給 ○7時までに入社すれば朝食無料!
若手社員が社員旅行に来ない ×強制参加 ○二年に一度豪華に!
路上デビューしたい ×許可が必要かも ○週末歌ってみたら?
→問題に直面したら「どうすれば皆自発的に望む方向に動いてくれるだろう?」
3 市場に評価される方法を学ぶ
→今までは組織に評価されてきたがこれからは市場に評価される時代に
ex今までは旅行ガイドブックにのった宿だけが評価されたが、市場の評価(ホテルの口コミサイトなど)によってすべての宿がチャンスを得て客観的な評価を得ることができた。
ふるさと納税:税金徴収制度の市場化
「やってみてから、決める」。どんどんやるフットワークの軽さと意思決定の速さが大切。有望なものはすべて市場に問い、市場からの評価によって残すものを決めていく方式への移行が進んでいる。
4 失敗と成功の関係を理解する
→シリコンバレーは失敗に寛容なのではなく、「失敗経験のない人など評価しない」。「失敗経験のない人」=「チャレンジをしてきていない」
このため若者は「早く失敗しろ」とせかされる。「できるとわかっていることばかりに時間を使わず、できないかもしれない大きな目標に早くチャレンジしろ。もちろん失敗するだろうが話はそれからだ。」
できると言えるレベルに達するまでには、学校的な「習い・覚える」学びに加えて、市場的な「実際にやってみてできるようになる」学びが不可欠。
フィードバックを得ることが目的。「報酬が低いからやっても仕方ない」と思う人と「報酬は低いけど市場から学ぶためにやってみようかな」と思う人では学びの量に大きな差が出る。
スタート地点で考えているよりさっさと市場に向き合いさっさと失敗を重ねる!
5 市場性の高い環境に身を置く
→市場的な意思決定が採用されている環境に身を置く
伝え方が9割② (佐々木圭一)の要約まとめ
※この記事は5分で読めます
・ノーをイエスに変える技術
1 相手の好きなこと
×ごめん、仕事が入っちゃって。今日はキャンセルさせて。
○ごめん、仕事が入っちゃって。でももっと会いたくなっちゃった。
×山田サツマ ○生キャラメルいも
2 嫌いなこと回避
×トイレのふた閉めて
○トイレのふた閉めないと、金運が下がるってよ
×他のお客様の迷惑になるので、お子様を席につかせていただけませんか?
○熱々の料理を運んでおりますので、ぶつかってこぼすとお子様に大変なやけどをさせてしまいます。席に戻るよう伝えていただけませんか。
3 選択の自由
×デザートはいかがですか?
○デザートはマンゴープリンか抹茶アイスがあります。どちらがいいですか?
×靴を履いて
○青い靴と赤い靴どっちがいい?
×打ち合わせに出席してください
○打ち合わせのお弁当が選べます。焼肉弁当とかつ丼どちらがいいですか?
4 認められたい欲
×窓くらいふいて!私だって忙しいんだから
○あなただと高いところまで手が届くから窓がピカピカになるのよ。お願いできない?
×危ないから手をつないで
○私ひとりだと不安だから、手をつないで一緒にわたってくれない?
5 あなた限定
×飲みに行かない?
○市川君が来ないと盛り上がらないから、市川君だけには来てほしいんだ
×こちら無料で交換させていただきます
○ご愛用いただいている佐々木さんだけには、こちら無料で交換させていただきます
×「仕事と私どっちが大事なの?」「ごめん俺だって好きで仕事ばっかりしているわけじゃないし・・・」
○「仕事と私どっちが大事なの?」「ごめん。でも誰より優子だけにはそんなふうに思わせたくなかった。自分が情けないよ。」
6 チームワーク化
×「車道に出ないでください、交通ルールを守ってください」
○「おまわりさんもみなさんのチームメイトです。どうかチームメイトのいうことにも耳を傾けてください」
7 感謝
×すみません、値引きはできないんです
○私の真心をプラスさせていただくことでなんとかならないでしょうか?ありがとうございます。
・「強いことば」を作る技術
1 サプライズ法
お、ねだん以上。ニトリ
あっ!という間にすぐできる
×30分で自転車デビュー
○え!わずか30分で自転車デビュー!
2 ギャップ法
私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください
髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである。
最高で金、最低でも金
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
皿が小さく見えるほど大きなたこ焼き
海軍に入るくらいなら、海賊になった方が面白い
やられたら、やり返す
3 赤裸々法
超きもちい!
鳥肌がたつほど、おいしい
×感動的なプレゼンでした。変更箇所は特にないです。
○泣けた、そのままでいい
4 リピート法
あわてない、あわてない。ひと休み、ひと休み。
だめよーだめだめ
逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ
じぇじぇじぇ
5 クライマックス法
ここテストにでます 一度しか言いませんよ これを聞いたあなたラッキーですよ 内緒にしておいてください あなただけには話しますが
ようやく守らなければいけないものができた。君だ。
選択肢は2つだけ。必死に生きるか、必死に死ぬか。
ずばり答えよう。金と名誉を捨てたら人間の生命が残るんだ
最後にひとつ、よろしいでしょうか?
この部分を聞くだけでも、来たかいがあります。例題を見てみましょう。
伝え方が9割(佐々木圭一)の要約まとめ
※この記事は5分で読めます。
※一度読んだことがある方のリマインド用として作成しています。
・「ノー」を「イエス」に変える3つのステップ
1自分の頭の中をそのまま言葉にしない
→そのまま「デートしてください」とは言わない
2相手の頭の中を想像する
→相手が初めてのものが好き、イタリアンが好物 という情報が入ったとする
3相手のメリットと一致するお願いを作る
→頭の中をもとに言葉をつくる。
「驚くほどうまいパスタの店があるんだけど、行かない?」
・相手の頭の中を想像するときの切り口7つ
1 相手の好きなこと
→自分の求めることを相手のメリットに変える。
×4分ほどお待ちいただけますか?
○出来立てをご用意します。4分ほどお待ちいただけますか?
×後方のお客様、前のお客様が出られるまで、お席でお待ちください。
○後方のお客様、お時間がかかってしまうので、ごゆっくりご支度ください。
相手としてみると、気を使ってもらってサービスを受けた感じになる!
2 嫌いなこと回避
→強い効果があるが最終手段として。
×芝生に入らないで。
○芝生に入ると農薬のにおいがつきます。
×チカンに注意
○住民の皆様のご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございます。
3 選択の自由
→選択の自由があること自体が、相手のメリットとなる。
人は決断が得意ではない。一方で2つの選択肢があるときの比較は得意。
×デートしてください
○驚くほどうまいパスタの店と石窯フォカッチャの店どっちがいい?
×この案どうですか?
○A案とB案どちらがいいですか?
4 認められたい欲
→相手の頭の中に「他人に認められたい」「いい顔をみせたい」ときに効果発揮
基本誰でもそのように思っているので誰にでも有効。特に面倒な頼み事の時。
×残業お願いできる?
○君の企画書が刺さるんだよ。お願いできない?
5 あなた限定
→たくさんのひとにお願いするときに有効
×自治会のミーティングに来てください
○ほかの人が来なくても、斎藤さんだけはきてほしいんです
○初めて来たあなただけ特別なデザートに変更します。貴重なフルーツでこの店にあるのはこれが最後です。
6 チームワーク化
→相手が面倒くさいと思っている、やる必要性が見つからないと思っているとき有効
×勉強しなさい
○一緒に勉強しよう
7 感謝
→最終手段にして最大の方法。感謝から入ると断りにくい。
×領収書を落としてください
○いつもありがとうございます。領収書をお願いできますか。
×トイレをきれいに使ってください
○トイレをきれいに使っていただき、ありがとうございます
・心を動かす言葉をつくる5つの技術
1 サプライズ法
→人はみんなサプライズが好き
①伝えたい言葉を決める ②適したサプライズワードを入れる
「~!」「びっくり、~」「そうだ、~」「ほら、~」「実は、~」「すごい、~」「信じられない、~」「あ、~」
ex) そうだ、京都へ行こう あ、小林製薬
2 ギャップ法
→①最も伝えたい言葉を決める ②伝えたい言葉の正反対のワードを前半に入れる ③前半と後半がつながるように、自由にコトバを埋める
ex) 誰が敵になっても私は味方です
ほかの店がまずく感じられるほどここのラーメンはおいしい
no.1にならなくてもいい もっと特別なonly one
事件は会議室で起きてるんじゃない 現場で起きているんだ
これは私の勝利ではない あなたの勝利だ
3 赤裸々法
→①最も伝えたいコトバを決める ②自分の体の反応を赤裸々にコトバにする ③赤裸々ワードを伝えたい言葉の前に入れる
ex)くちびるが震えている。あなたが好き。
何も考えられない。おなかが空いた。
顔が真っ赤になるくらい素敵な夜でした。
4 リピート法
→①伝えたいコトバを決める ②繰り返す
ex) 会いたくて 会いたくて 震える
人民の 人民による 人民のための政治
5 クライマックス法
→とぎれかけた相手の集中力を戻し、話にもう一度食いつかせることができる技術
①クライマックスワードから始める ②伝えたいことを言う
ex) 「これだけは覚えてほしいのですが、」「ここだけの話ですが、」「他では話さないのですが、」「誰にも言わないでくださいね、」「一言だけ付け加えますと」「ワンポイントアドバイスですが、」「3つコツがあります、1つ目が、」
・「強い長文」を作る技術
1 先を読みたくなる「出だし」を作る
2 出だしに使ったものと同じ「強い言葉」を最後にも使う
3 とばされないタイトルに。出だしがよくできていたらそのまま使う