伝え方が9割(佐々木圭一)の要約まとめ
※この記事は5分で読めます。
※一度読んだことがある方のリマインド用として作成しています。
・「ノー」を「イエス」に変える3つのステップ
1自分の頭の中をそのまま言葉にしない
→そのまま「デートしてください」とは言わない
2相手の頭の中を想像する
→相手が初めてのものが好き、イタリアンが好物 という情報が入ったとする
3相手のメリットと一致するお願いを作る
→頭の中をもとに言葉をつくる。
「驚くほどうまいパスタの店があるんだけど、行かない?」
・相手の頭の中を想像するときの切り口7つ
1 相手の好きなこと
→自分の求めることを相手のメリットに変える。
×4分ほどお待ちいただけますか?
○出来立てをご用意します。4分ほどお待ちいただけますか?
×後方のお客様、前のお客様が出られるまで、お席でお待ちください。
○後方のお客様、お時間がかかってしまうので、ごゆっくりご支度ください。
相手としてみると、気を使ってもらってサービスを受けた感じになる!
2 嫌いなこと回避
→強い効果があるが最終手段として。
×芝生に入らないで。
○芝生に入ると農薬のにおいがつきます。
×チカンに注意
○住民の皆様のご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございます。
3 選択の自由
→選択の自由があること自体が、相手のメリットとなる。
人は決断が得意ではない。一方で2つの選択肢があるときの比較は得意。
×デートしてください
○驚くほどうまいパスタの店と石窯フォカッチャの店どっちがいい?
×この案どうですか?
○A案とB案どちらがいいですか?
4 認められたい欲
→相手の頭の中に「他人に認められたい」「いい顔をみせたい」ときに効果発揮
基本誰でもそのように思っているので誰にでも有効。特に面倒な頼み事の時。
×残業お願いできる?
○君の企画書が刺さるんだよ。お願いできない?
5 あなた限定
→たくさんのひとにお願いするときに有効
×自治会のミーティングに来てください
○ほかの人が来なくても、斎藤さんだけはきてほしいんです
○初めて来たあなただけ特別なデザートに変更します。貴重なフルーツでこの店にあるのはこれが最後です。
6 チームワーク化
→相手が面倒くさいと思っている、やる必要性が見つからないと思っているとき有効
×勉強しなさい
○一緒に勉強しよう
7 感謝
→最終手段にして最大の方法。感謝から入ると断りにくい。
×領収書を落としてください
○いつもありがとうございます。領収書をお願いできますか。
×トイレをきれいに使ってください
○トイレをきれいに使っていただき、ありがとうございます
・心を動かす言葉をつくる5つの技術
1 サプライズ法
→人はみんなサプライズが好き
①伝えたい言葉を決める ②適したサプライズワードを入れる
「~!」「びっくり、~」「そうだ、~」「ほら、~」「実は、~」「すごい、~」「信じられない、~」「あ、~」
ex) そうだ、京都へ行こう あ、小林製薬
2 ギャップ法
→①最も伝えたい言葉を決める ②伝えたい言葉の正反対のワードを前半に入れる ③前半と後半がつながるように、自由にコトバを埋める
ex) 誰が敵になっても私は味方です
ほかの店がまずく感じられるほどここのラーメンはおいしい
no.1にならなくてもいい もっと特別なonly one
事件は会議室で起きてるんじゃない 現場で起きているんだ
これは私の勝利ではない あなたの勝利だ
3 赤裸々法
→①最も伝えたいコトバを決める ②自分の体の反応を赤裸々にコトバにする ③赤裸々ワードを伝えたい言葉の前に入れる
ex)くちびるが震えている。あなたが好き。
何も考えられない。おなかが空いた。
顔が真っ赤になるくらい素敵な夜でした。
4 リピート法
→①伝えたいコトバを決める ②繰り返す
ex) 会いたくて 会いたくて 震える
人民の 人民による 人民のための政治
5 クライマックス法
→とぎれかけた相手の集中力を戻し、話にもう一度食いつかせることができる技術
①クライマックスワードから始める ②伝えたいことを言う
ex) 「これだけは覚えてほしいのですが、」「ここだけの話ですが、」「他では話さないのですが、」「誰にも言わないでくださいね、」「一言だけ付け加えますと」「ワンポイントアドバイスですが、」「3つコツがあります、1つ目が、」
・「強い長文」を作る技術
1 先を読みたくなる「出だし」を作る
2 出だしに使ったものと同じ「強い言葉」を最後にも使う
3 とばされないタイトルに。出だしがよくできていたらそのまま使う